いのちへの感謝
いただきます。
「以前新聞で出ていた話」
学校給食で毎日食事をする前に皆で「いただきます」をすることについて、ある親から学校にクレームが入りました。「給食費を払っているのに頂くとは何事か。即刻中止しろ。」というものです。これに対して学校側はそのご意見を組み入れ給食時に「いただきます」を唱和することをやめにしたそうです。
「人間の業を毎日確認」
本来、お釈迦様の教えでは、自分が生きるために他の「いのち」を殺す、そして自分に取り入れる。自分が生きるため相手(動物や魚、植物など)の「いのち」を絶つ。これが「殺生」なのです。人は「殺生」を行い、相手の「いのち」をいただく。そうしないと人は生きていけない。だから心から相手の「いのち」に「本当に申し訳ない。」と念じ、「いただきます。」を唱えるのです。相手の「いのち」を絶つことでしか生きることが出来ない人間の業を毎日確認することが大切と教えています。
「いのちへの感謝」
このような、生活においての基本的な「いのちへの感謝」を、学校が教えきれない不安があります。生活常識や文化の後退に怖いものを感じます。子供たちは自分の力で生きていると思い込み、傲慢になり、「いのち」に対して「やさしさ」を失ってきているのではないでしょうか。
「道徳」
給食費未納問題も発生しているので、ここで提案します。教育は国の最も重要な事業と捉えています。高校までの給食費全て無料とし、そのかわり「いただきます」を必ず唱和することにする。そして道徳を向上させる。そうすれば日本の明るい未来が見える気がします。
| 固定リンク
« 東日本大震災から2年 | トップページ | 彼岸入り »
コメント
ありがとうございます。すこしづつ知らして行く以外、方法は無いと思っています。
投稿: 渡邊真人 | 2013.03.12 08:52
とてもいい意見だと思います。
給食が唯一の食事となっている生徒もいるようですから、是非、給食の無料化は実現して欲しいものだと思います。
将来に有意義な税金ならば払っても惜しくありません。
投稿: three-ring | 2013.03.12 08:02