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海賊 その2

海賊と奴隷

「奴隷は船のエンジン」

 奴隷は古くから船のエンジンでした。外燃動力源の蒸気機関が船を動かした18世紀になるまで、海の世界では必要な制度であったのです。とくに海賊と奴隷制度は密着した関係にありました。当然風に任せていては海賊が出来ません。蒸気機関ができるまで、船を動かす力は櫂を使う手漕ぎ方式が主力でした。そのため、過酷な船のエンジンとして、どうしても奴隷制度が必要であったのです。

「18世紀まで白人奴隷もいた」

 前回述べた海賊に攫われた白人たちが船漕をしていたのです。キリスト教圏の心にはこういった歴史がどこかに刻まれていることを知っておく必要があります。アメリカ大陸では黒人奴隷が居たことは現在でも有名なことですが、近世までは白人の奴隷が居たことを知っておく必要はあります。動力源の変化で奴隷は不要となり、近世が始まったのです。

「人々の階級意識」

 現在でも世界中、過去の精神や価値観を引きずっていて階級問題はまだ消えていません。が、情報社会の進展とともに問題が薄れているような気がします。インドの方に聞くところ、カースト制度は形式化しつつあるようです。やがて、白人の奴隷が居たことを多くの人の心から消えていくように、階級意識や差別がなくなることと信じます。

「海賊」

 動力源の技術向上で奴隷の労力が不要になり、奴隷制度がなくなっていったように、海賊をしても収入が上がらなければ、やがて消えていくものではないでしょうか。エンジンに奴隷がいらない時代、海賊も存在理由は亡くなったと思います。

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