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社訓 主体変容から

天命に安んじて人事を尽くす。

「社訓は主体変容」

 主体変容とは、周りの人や身の周りの環境は自分の意思で推し進めても思ってもなにも変わらない。だから先ず自分を変えることから始めようと言う考え。自分を変えるとは、日々の行動を変える主(あるじ)が自分自身。継続が難しい身の回りの整理整頓や掃除から、周囲への感謝、仕事への取り組み。今始められる事を続けることがスタートとなる。我が社では主体変容の精神を大切にしている。

「二宮尊徳の主体変容」

 薪を背負って本を読む銅像で有名な二宮尊徳は「勤労を以て主となす。」と言っていた。そして「農民の耕耘なければ次年の衣食なし、工匠の勤労無ければ、諸舎建造されず。我が道は、至誠と実行のみ」とする主体変容を実践した。また、松下幸之助翁は日ごろより、「人生の幸福は、主体変容がもたらすもの」と言っており、日々不断の仕事が生きるうえでとても大切と言葉を広げていた。

「人事を尽くして天命を待つ。」

 この言葉において、主体は自分である。大変能動的で前向きな言葉だが、少し奢りがありると見る。周囲や環境が必ず変わる保証はない。世の中は自分がやっていれば必ず報われるものではなく、本来は「天命に安んじて人事を尽くす。」と考えたい。天命に安んじるとは、天より見て貰うだけで、自分の素直な心で正しいと思うことを仕事とする。正しいと思うことには誰1人も答えはなく、天が黙って嘉してくれる。運命には受動で楽観的に付き合うものと私は考える。

「天才は1%のひらめきと99%の汗」

 エジソンはひらめきを重視していた。そこで言った言葉が、「Genius is one percent Inspiration and 99 percents Perspiration」。この言葉は、「人事を尽くして天命を待つ。」のように世間的に受け止められているが、エジソンの意図は「1%のひらめきがなければ全ての努力は無駄である」との発言と聞いている、世界の努力天才であったエジソンの99%努力も、ひらめきなる運がなくば、無となっていたと言いたいはずだ。つまり、「天命に安んじて人事を尽くす。」がエジソンの真意と思う。

「孔子の言葉」

 子曰く、「五十にして天命を知る。」地上にある不幸や悲しみを自分の近くから少しだけでも良い、出来るところから減らして行こう。こうした考えを天から与えられた使命として自分に課した言葉でしょう。天命に安んじた孔子は今なお、人々の心に希望を見出し、徳を社会に広げている。主体変容はやがて社会を変えうると見ている。自分自身も天命に安んじて主体変容に仕事を進めていこう。

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