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911テロ(同時多発テロ)を受けて その2

十字軍とキリストの愛

「十字軍」

 十字架に貼り付ける刑は、ローマ帝国の処刑方法である。そしてローマ帝国の権力の象徴でもあったようだ。この十字架でイエスが処刑されたことと、ローマ国教がキリスト教になったことで、十字架はキリスト教の象徴となった。その十字架の下、聖地エルサレムをイスラム世界から奪還すべく戦ったのが十字軍である。

「武力行使の正当化」

 ブッシュ前大統領は、対テロ戦において、十字軍になぞらえて武力行使の正当化をした。これはキリスト教の本質から大きく逸れていると思う。聖地エルサレムに当たる場所はなく、闘う相手は国家でもない。テロ組織を攻撃するほど、テロに関わりのない一般人を巻き込んでおり、憎しみの連鎖が増幅し、終わりを見ることはない。このテロ活動に対して十字軍を引用したアメリカの正当化は愚策だと強く感じる。

「宗教戦争」

 この10年、キリスト教対イスラム教の様相を呈したこの対テロ戦争は未来にまで尾を引くだろう。その昔、プロテスタントはカソリックと30年戦争を興し、ドイツ人の半分が死ぬ目に遭っている。それほどにまでならなければ、イデオロギーを持つ争いに終着点は見出しにくい。イデオロギーを巻き込んだ911テロはまだ始まって10年。これから長い戦いと成ろう。

「キリストの愛」

 キリストの愛は、「相手の悲しみを知ること」と、私は思う。キリストの「別れの言葉」は、「私は忘れない、あなたがいかに生き、いかに学び、いかに人を愛したか。あなたの悲しみを忘れない。」である。テロ戦に巻き込まれた一般市民の悲しみをもっと広めよう。名もなき人々の悲しみを、双方知ることが解決の道であろう。

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