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油断

堺屋太一氏の「油断」から

「オイルショックを予言した書」

 当時、通産省官僚であった堺屋太一氏は、オイルショックを見事に予言した。作家として鮮烈なデビューであったことを覚えている。その後日本は、2度のオイルショックを跳ね返し、世界トップの競争力を手にした。当時の日本人は生活に緊張感があり、油断しなかった。さらに勤勉であった。

「現在石油価格で年間15兆円の支払い」

 現在日本は1日あたりの石油輸入量は400万バレルを超える。1バレル110ドルで計算すると、日本は毎日350億円以上の石油代金を世界に支払いをしている。現在価格で年間15兆円を超える。このお金を国内エネルギー生産に一部でも当てられれば、日本の景気が変わる。自前のエネルギーを持つ必要があると考える。

「油断への備え」

 エネルギー自給率が低い日本において、産油国や石油メジャーを握る米国に配慮は居る。しかし、今後も震災で復興費用が嵩むゆえ、自国で生産できるエネルギーを開発しても言い分が通ると感じ始めた。ご存知のとおり、近海には大量のメタンハイドレードがある。日本は決して資源小国ではない。これを今から開発すれば、もしもの「油断」でも、安心して生活が出来ると言うものだ。

「日の丸エネルギー」

 日本の近海のメタンハイドレードは、日本の総エネルギー消費分の100年分以上があり、今だ手つかずで眠っている。これを日の丸エネルギーとして活用しなければならない時が来たと思う。

「次の油断」

 日本人は、過去に世界競争力ランクでトップになったあと、「自惚れ」し、慢心し、そして油断した。それが日本を今の状態にした。まず、自前でエネルギーを持ち、自信を戻し、さらに心を入れ替え、強い意志を持とう。そのために、本当の「油断」が来る前に日の丸エネルギーを準備しよう。そして勤勉な日本人を取り戻そう。

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コメント

すばらしいことです。先日会った、ユーグレナの出雲氏も同じようなことを言っていました。

投稿: 渡邊真人 | 2011.06.28 12:03

「藻から石油が取れる」(しかも米国の持ってる藻よりも効率が良い)というニュースを見ました。琵琶湖の3分の1かそこらの広さで国内の需要が賄えるそうです。

投稿: 黒一式 | 2011.06.27 22:50

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