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原発事故

障害技術について

NHK報道をみて感じるのは、政府の意志決定の遅さと弱さ。尖閣諸島の前例もあり、情報が事実か疑わしい。しかし、現場の技術者たちは身を張って頑張っている。

「トラブルの事前想定」

 私は、土木のエンジニアとして次の話がしたい。今回の地震は想定外のトラブルであった。マグニチュード9.0。高さ10mを超える大津波。繰り返される大型余震。こんな障害・天災を事前に想定し、設計することは本当に厳しい。障害設計は強固にするほど、システムが大きく複雑になり、費用も大きく掛かる。

「コストと時間」

 東京電力もコストと時間があれば、今回の対処は出来たと思う。が、1000年に一回も無い津波を想定し、過剰な安全設計することを会社予算が許さない。さらに構築時間が掛かる。現実では難しい。民主党の担当大臣は「100年に一回起こることに費用が掛けられない。」と、事業仕分けをしていたのはつい先日だ。こんな環境でも、ここまで耐え抜く構造物を作り上げた。すばらしい技術と思う。

「東電社員達は義務を果たしている」

 今も東電の社員や関係会社の方々は、爆発や放射線の危険にさらされながら、原子炉格納庫を守る活動をしている。彼らに心から敬意を表そう。事故対策を練る技術者を信頼し、見守ろう。悪いことばかりではない。これにより、今後の障害対応の技術水準は確実に向上する。障害技術は実地から得るものが最も優れている。

「今回は1000年に1度」

 今回の大震災は本当の原発事故を引き起こした。しかし、この1000年に1度の大災害に対応し、乗り切れる技術は間違いなく世界に売り込める。災い転じて福となし、自信を持つことで日本を元気な技術立国としたい。

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コメント

枝野さんは4日以上、寝ないで対応に追われていたそうですね。そうとうなプレッシャーの中、落ち着いた質疑応答は良かったと思います。
シロウト目での感想ですが、今はああいう対応が良いねと、ツイッター上では好評価でした。

投稿: はる | 2011.03.15 18:04

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