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学生諸君、本音の助言 その2

就活情報はきれいごとが多い

「就職氷河期はマスコミが創った話」

 4大を卒業して、正規就業者になった人は、1990年で32万人。昨年は不況下ながら35万人。3万人も増えているのだ。ただ、20万人はもともと企業に入る枠はない。大学出ても正規雇用に就けないからマスコミが就職氷河期としてニュースにしている。が、いかなる大学に入っても就業を保証する話などもともとない。大学社会のきれいごとに振り舞わされている。

大学進学率70%の韓国では、半分が就職できない事実を書き加えておく。

「サラリーマン・公務員」

 日本において1960年、社会人になったときの就業先は56%が自営業であった。それから50年、今は13%に過ぎない。生活での保証と安定性を優先し、多くの学生はサラリーマンか公務員になる時代である。今はサラリーマン・公務員当たり前だ。しかし今後安全が生涯続く保証はなく、特に公務員は自分が求めることが仕事にならない苦しみを生涯負う。メガバンクや大手クレジット会社のリストラは今過酷だ。生涯の生活安定保障はきれいごとに過ぎない。

「今年ソニー、海外採用8割以上」

 日本人は働かなくなった。その上、新人採用に伴う給与に掛かる企業負担の公的費用が38,8%も掛かる。反対に海外採用では0%近いところすらある。海外における休みの要求度は低く、貧乏から這い上がる気合が凄い。海外で採用を推し進める大手企業は今後日本人採用には及び腰となろう。同じ人間を採用するならば、社会保障負担が少ないやる気ある国の人を採用する。日本での採用増を目指す話は大手企業のきれいごとである。

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