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環太平洋戦略的経済連携協定

TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)、FTA(自由貿易協定)について

「優先順位」

 本来の優先順位は以下のように思う。
1,多国間協定 ドーハ・ラウンドの決着
2,日米FTA締結
3,TPP参加
なぜTPPが突然のように浮上し、参加議論になったのかわからない。アメリカの根回しがあったか。長い間、日本は自由貿易主義を主張しながら、農産物貿易では保護主義を主張する国際的な不義理をしてきた。TPPではこれが出来なくなる。

「霞が関はTPPを選考」

 日本はTPPで先延ばし戦術に出る可能性が高い。多国間協定でいつもやっているNATO(no action talking only)を狙う。また、優先すべき日米二国間交渉は非常に透明性が高くなるので、都合が悪い過去事例などが明らかになる。結果、霞が関はTPPを選考していくと見る。

「日米FTA締結」

 もし、日本が米FTA締結の場合、長期的に日本農業は大きく縮小する。食料自給率が大きく下がる。消費者にとっては安い食料品価格が提供され、エンゲル係数も現在の20数パーセントからアメリカに近い10数パーセントとなり、可処分所得が増えるはず。ちなみにアメリカは約10%程度のようだ。

「TPPよりFTAを優先すべし」

 こうやって日本国民の生活水準が上がるというのがアメリカの論旨である。そして食料自給率向上論は農水省と農協の既得権益を守る理論である。しかし、TPPでは農業は守れない。やはり最大取引国アメリカと個別交渉が良い。この2国でTPP取引の70%を超えるゆえ、事実上のスタンダードとなろう。

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