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JALの問題

無知な善意による弊害 (朝礼スピーチネタ)渡辺真人

「50年以上のシステム共用実績を持つワンワールドアライアンス」

 先日JAL役員OBから聞いた話。アメリカンエアラインとBA併せた3社の関係深さからシステム切り替え不能論を唱えていた。切替コストとリスクを鑑みれば判りきっていることらしい。内情も知らない国土交通省がデルタ共同運航論を持ってきたことが無責任と言っていた。

「777の長距離就航が遅れた」

 JALには燃費の悪い747ジャンボジェットが59機もある。これは日本の国土交通省が世界より厳しい運行基準を維持した結果だ。世界標準から見て厳しく管理していた内容は、以下の内容。4発エンジンの747は航路設定自由。最新型777は2発エンジンでエンジンが1つ止まれば安全に差し支える理由で航路制限を受けた。そのため長距離飛行を認めない措置を取った。しかしエンジントラブルは起こっていない。日本以外の航空会社が続々と777を導入している中、最後まで安全優先を譲らなかった。これが747から燃費の優れた777に機材切り替えが遅れた理由。

「ワンワールド残留決定」

 新CEO稲盛会長が就任後、ワンワールド残留決定した。少しはまともな方向に進んでいくようだ。1月27日に記述したJALの不公正な扱いや競争をぜひなくして欲しい。機材も2発エンジンが強化され、コスト体質が変わる。国土交通省呪縛から逃れられることを期する。

「国土交通省の問題」

国土交通省はいつも机上論で、現場が見えていないと思う。これがJALの問題をここまでにしたと言える。無知な善意による弊害ほど質(たち)が悪いものはない。官僚はこれに気がつかない。

「おまけ」

 16日火曜日福岡から羽田に移動した際、JALに乗った。キャビンアテンダントの方々の緊張感は無くなっていたように感じた。少々残念。大組織の安心感か?

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