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JAL建て直しの「ずる」

JAL再生について (朝礼スピーチネタ)渡辺真人

「上場廃止で損をするのは個人株主だけ?」

 国は1兆円もの税金を投入し、JALを救済する。銀行団には債権放棄を求め、株価は0円にする。しかし後日、JALの不良債権をカットし、スリム化させて、再上場させれば、国は1兆円ぐらい簡単に取り返す。銀行団も国が違う形で補助したり、再上場時にメインバンクになったりで十分取り返しが利く。そうなると取り返せないのが、一般株主となる。今回の損は個人株主だけ。国と銀行はずるい。

「官製企業は救われる」

 JALは民間企業と言うが元々官業。破綻すれば税金で救済される。この混乱に乗じて、過去の不都合なもの一切を都合よく掃除する。たとえば、1機新品当時140億円近くもしたジャンボジェットにおいて、倒産前日1月18日までは半値程度の評価をしていただろうものを、ただ同然に評価する。そして損失評価を大きく見せる。清算が済めば、0円の価値になったジャンボ機をきっと1機20億円ぐらいでどこかに売って利益を上げるだろう。再生JALは利益が保証される。ずるい。

「失業しない従業員」

 スタッフは皆不安や不満は沢山あろうが、まずは失業しないことは感謝すべきことだ。一般企業では期待できないことである。待遇が悪くなってもやはりJALである。ネームバリューが違う。再生後、とても有利に企業発展が出来るところがずるい。官業企業の成せる結果だ。

「OBに手厚い」

 OBの年金カットは3割どまり。倒産したのだから、企業年金は再設定で、OBは「0」が当たり前。残すこと自体がずるい。現役はこれからの努力次第とすべき。

「株価が戻れば、株主は少し救われる」

 今株価が1~3円ついて取引がなされている。これは、上場廃止後、一端「0円」になるが、再上場さえできれば、その後、減資はあっても必ず、価格が付く。これを狙う人たちがいると見ている。50円以上で買った人たちは多分元は取れないが、1~3円の人は夢を買える。思惑が入り乱れるJAL顛末。清算経過で株の権利をたくさん手に入れるはずの国はやっぱりずるい。

「小さな希望」

 マイレージだけは残して欲しい。

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