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ウルトラマン

ウルトラマン誕生(朝礼スピーチネタ)渡辺真人

「美しい宇宙人」 

 ウルトラマンの創造主、成田亨氏は有名な彫刻家であり、芸術家でした。そして彼はウルトラQ(キュー)の怪獣デザインを一切手がけた哲学の人です。その哲学は、実在の動物を巨大化しない。奇形化はしない。不快なものは創らない。そして美術が中心の番組として、美しい宇宙人ウルトラマンを創造したのです。

「ウルトラマンは秩序(コスモス)の象徴」

 混乱をまとめるヒーローは混沌の対極にあるシンプルを目指したそうで、当初は鎧・兜から余分な要素を削ぎ落とし、最後には、頭の天辺から下端の口まで真っ直ぐに伸び、口で受ける形になりました。口元は弥勒菩薩(みろくぼさつ)に通じる微かな笑いを持つ「アルカイックスマイル」となりました。表面は皮膚か宇宙服かあいまいにして、筋肉を削り赤い線で流した美しい宇宙人が誕生しました。

「商業主義の円谷プロ」

 美術中心の成田氏と商業主義の円谷プロに隙間が出来たのは、「ウルトラセブン」でした。成田氏がウルトラセブンの制作監修を離れたのちは、ツノを付けたウルトラマンタロウ、ヒゲを付けたウルトラの父等々、基にあった美しい宇宙人哲学はどこかに消えてしまいました。

「今でも青森県立美術館で活きている」

 ウルトラシリーズを離れた成田氏はその後、怪獣の原点となる鬼、龍、天狗などに興味を持ち、多くの作品を作りました。これらの多くは小さいころから育った青森の地、青森県立美術館に置いてあります。ウルトラマンの原画はここで活きています。

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文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

成田亨さんのデザインは好きです。
とくにカネゴンのデザインが素敵です。
東北出身の方は、寒い冬に家に籠るからか、とてもロマンチストな方が多い気がします。
青森美術館は、近々行きたいと思ってます。

投稿: はる | 2009.11.04 14:54

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