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法の精神

法の精神は徹底した加害者保護にある  (朝礼スピーチネタ)渡辺真人

「自由・平等・博愛」

 「自由・平等・博愛」というのは、1789年7月14日のバスチーユ襲撃を契機として起こったフランス革命のスローガンです。フランス革命時代に「自由・平等・博愛」が無かったから起こったのです。同時代にイギリスで起こった「人権」という言葉に近いものです。

「バスチーユの政治犯」

 当時、国王の権力は、国王の先祖から代々、現王がたった1人の選挙人となり、次の王に神との契約に沿って全権を譲る、神から授けられた王権神授を基礎とした宗教的権威をもって国を治めていました。王は、自分の王権を守るために、この制度の矛盾を説く言動要注意人物を捕まえては、拷問に掛けて、有らぬ罪を被せ、その罪の加害者(=犯罪人)としてバスチーユに送り込んでいました。それが政治犯です。この人たちをバスチーユの監獄から救うことが革命当初の目的であったのです。

「近代法精神の成り立ち」

 このようにフランス革命によって出来た近代法の精神は、時の権力から有らぬ罪を被せられ、有罪にされることを最も恐れたもので、加害者人権を徹底的に守る考えで成立しています。権力者による拷問等で自白を強要されない権利、つまりいかなる人も個人の人権に絶対触ることが出来ぬように近代法は出来ています。前述のとおり、当時もっとも人々が恐れていたことは拷問等で自白強要されることであったためです。法の精神は時の権力者から人権を守る、徹底した加害者保護にあるのです。そして今この時も1部の世界では政府による加害者つくりは起こっています。たとえば、 今月28日にはチベット開放50周年です。今朝もチベット僧の騒乱報道がありました。そのため、加害者保護精神は今も重要なものです。

「被害者保護」

 今の日本においてこの加害者保護の法精神は引き継がれていて、たとえオウム事件や千種の通り魔事件の凶悪殺人犯であっても完全に人権は保護・保障をされています。反対に被害者に対する保護概念は法の精神にはもともとないので、現在の犯罪において、被害者は報道被害含め保護されていない状況の方が問題となってきています。このため、今後、被害者救済の運動が重要になると思います。

「時代を見据えた被害者保護指針つくり」

 今後、世界で最も加害者保護が成されている日本から被害者に対する保護精神を世界に打ち出していくべきと思います。政府や権力構造を使うことなく、日本人民の心として、被害者の保護の法精神を打ち出し、世界の規範となりたいものです。

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コメント

「被害者保護」は重要だと思いました。
例えば、性的暴行を受けた女性に対して、警察は事件解決のためと、根掘り葉掘り聞くらしいです。それを恐れ、事件を警察に報告しないなどという事が起きるのです。
もっと日本でも「被害者」を守る事が大切かと思いました。

投稿: | 2009.07.06 19:51

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