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仕事が生活の手段でしかない苦しさ

公務員の仕事について (朝礼スピーチ例)渡辺真人

「働く喜びが感じられない」
 親族や友人の公務員の仕事話から、働く喜びについて、聞かされたことがありません。本来、公務員の仕事は社会の公僕としてのサービス事業であり、社会に喜ばれることが仕事の目的です。しかし、その目的は薄れつつあり、今のままでは、旧ソビエト連邦の集団農場と同じ破綻の運命をたどるでしょう。このとき、日本国家を一緒に引きずって奈落の底に行く危険を感じます。やる気や創意工夫を認めない世界で老後まで耐えて勤め上げ、その時やっと自分に戻るためと言っている人もいます。

「働く価値」
  非常災害時に対応する職種になった友人の1人は毎日朝30分の打ち合わせが終わると、17時まで席に居ることが仕事です。その上、上級職のため、課員には煙たがられているそうです。新聞を読んでも午前中しか持たないので、暇に任せてここ2年で写経を行い、かなりのレベルになったと言っています。聞いた話しでは、その隣の人は旅行の資格を全て取れたらしい。消防の友人は年間110日しか働けなく、もうぬれ落ち葉状態。仕事で自分を向上させる機会を欲しがって居ます。本当に暇が苦しいと言っています。生活の手段としてお金を得るためだけの仕事に従事している空しさを感じています。人生がもったいない。

 仕事時間を耐え、仕事に対しての成果が問われにくい公務員は安定した給与と将来保証を頼みに生きていると考え、給与の実態を調べてみました。

「開示されない公務員の人件費」
 最近、民間企業では派遣契約打ち切りだけでなく正社員の削減のリストラが始まっていますが、公務員のリストラについては言及されません。渡辺喜美代議士が給与20%カットを言っているだけです。現在の公務員の給与総額を正式開示されたことはないのですが、親しくしていた元文部事務次官は、以前、教師の給与は年間6兆円を超えると言っていました。しかし、文部科学省の財務資料には人件費という項目がないのです。企業の決算書ではっきり分かる項目が全省庁で開示されていません。

「税金の2/3近くが公務員給与」                     ある友人の言葉では、国家公務員と地方公務員合わせて総額40兆円を超えていると聞きました。所得税と法人税と消費税の歳入は66兆円、つまり税収の2/3近くが公務員給与に使われているのです。民間企業であれば確実に倒産します。企業同様、国や地方も決算書形式で財務内容を公表し、財務体質改善を図らなければ国は崩壊していくでしょう。一番困るのは公務員です。

「自治体の隠れ債務」
 現在日本では25兆円もの退職金見込み額があると1月6日の日経新聞1面に出ていました。 民間であれば、現在の国家財政は破産状態で、退職金は1円も出ないのです。日本の公務員制度では満額出ることが当たり前ですが、彼らの頼みの綱である将来保証は存続が厳しいでしょう。

学生時代優秀であった人が、目的の見えにくい仕事に30年ぐらい携わるとモヌケの殻のようにになってしまいます。お金を得るために耐えている。しかしその基幹が怪しくなってきた。このような公務員が、日本に360万人も居ます。さらに官需専用ビジネスに従事する人が400万人近く居るそうです。この人たちの能力と仕事の時間を使うためには、偉大な政治家を待つしかないのでしょうか。法規上では八方ふさがりです。


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