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2009年1月

銀行規制による倒産増大について

減損会計の問題  (朝礼スピーチ例)渡辺真人

「名古屋の危機」

 名古屋地区では昨年年頭からのトヨタ自動車が年間販売台数を1000万台にする方針に沿った下請け企業の大幅な設備投資が行われました。こうした中、2次、3次下請けの企業は受注増を見込んで借入金やリースで設備増設をしたため、昨年後半の急激な生産台数の減少で、厳しい経営となりました。実際12月以降は発注が平均6割減少です。9割から10割減少(つまり受注がない!)となった企業も出ていて、設備資金負担が重くのしかかり経営は風前の灯となりつつあります。これで生き延びても、3月決算が赤字になれば、6月には銀行貸出金の引き上げがあります。景気が悪くなったときに銀行の引き上げがあるか、をここでまとめてみます。まず、減損会計制度を銀行が導入実施しているためと考えています。

「減損会計」

 資産の収益性が低下して投資額の回収が見込めなくなった場合や、資産劣化(赤字や売り上げ低下)した場合、当該資産の帳簿価額にその価値の下落を反映させる手続きを減損会計といいます。この会計制度で、現在の銀行は動いています。2009年3月決算では、メガバンク等は、株価低下等で、減損処理に伴う大幅な赤字を計上することになります。実際の銀行業務収支ではなく、株価や資産収益性が下がった赤字処理なのです。銀行自身が赤字決算を組んでいる時期、3月に、多くの企業の決算を迎えます。

「赤字企業をつぶす?」

 「減損会計」では企業の決算が赤字となった企業の貸し出し評価を悪い方向に変えなければなりません。金融庁評価基準の厳しい赤字企業の貸し出し金については、貸出金と同等の引当金を立てるルールが動きます。つまり同じ金額の貸し出し残高であっても、前年までより、多くの引き当てをすることが義務となります。銀行自体の赤字で、貸付金の引当金を余分に立てる余裕がないため、赤字企業から貸出金の回収をする以外、銀行自体の信用維持が出来なくなる仕組みです。こんなおかしい仕組みが新BIS規制です。

「新BIS規制」

 いままでのBIS規制では、貸し倒れリスクを算定することが中心でしたが、新BIS規制ではリスクを正確(つまり厳しく)に査定し、赤字企業貸し出しに対して、銀行は引き当て金を同額積み上げるものです。さらに新たに「オペレーション・リスク」を組み込む考えを加えました。オペレーション・リスクとは、事務事故や不正行為、訴訟などの損失発生リスクも組み込むものです。2006年から導入した中、余りに厳しいので、言い出した米国ではすでに運用緩和が始まっているほどです。しかし、日本ではこれを今後さらに厳格に運用する方針です。不景気になると当然多くの問題で企業リスクが高まります。つまりお金が必要な時期に貸し出しが不可能となる規制です。

「アメリカ式企業統治の崩壊」

 私見ですが、こんな「新BIS規制」が出来た理由の1つは、アメリカ企業が日本企業を購入し統治しやすくする目的であったと思います。リーマン崩壊後、現在のアメリカ企業ではもう実施出来なくなった目的です。よって日本の銀行は早急に減損会計を放棄して、日本の中小企業を救う必要があります。今の名古屋では、現在銀行のお金をトヨタ系の有力企業が多くを借り上げ、6月に備えています。そのため、一般の企業には銀行資金がめぐりにくい環境です。6月には銀行の資金引き上げも加わりメーカー系の倒産山場を迎えると感じています。減損会計をすぐにやめないとまともな企業まで倒産して行きます。金融庁と日銀は目を覚ませ。

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景気刺激策と指導者の覚悟について

「景気刺激策」

以下のことを実行すれば経済は活性化すると見ます。

1、65歳以上方々の住宅購入の際、これから2年間消費税、固定資産税をなくし、この期間に造った建物一切は相続税免除する。日本中で建設が増え、お金は国内を駆け巡るはずです。

2、環境改善に関わる新技術商品は消費税免除する。さらに半額近い補助金をつける。家電、自動車(ハイブリッド、電気)、太陽光発電、コジェネレーション、LED照明等の新技術の量産化で、世界において日本が先行し、国際競争に打ち勝てる体制を作ります。量産効果が出てきたら補助率を下げていきます。

3、東京都主要区での原則戸建て住宅禁止と耐震規制の強化で、住宅は全て大型マンション化させる。病院や学校、交通機関、公共施設をマンション内に取り入れ、生活効率を向上するように組み立てる。建物の入居は現在の自宅と等価交換を主軸にして行い、住んで居る場所は緑地に戻す。防災と都市開発で一石二鳥です。

4、全国の電線を全て地下埋設させる。観光立国を目指すためには、視界の邪魔をする電線を埋設させることで美しい景色を取り戻し、地方の建設事業を活性化させる。

「しかし誰も実行できない」

 簡単な4つの提案であっても、利害か絡み問題を綺麗に進めることは無理と思います。失敗もあるでしょう。誰しも失敗したときの責任を取りたくないと考えるものです。その上さらなるしがらみが出てくるので、選挙で落ちると只の人になる弱い代議士ではこれは出来ない。「自らを計らわず」、つまり自分自身のことは一切考えず推進できる指導者が必要です。残念ながら今日本には居ません。テレビや新聞で表明している政治家の言葉は責任感なく、パフォーマンスにしか思えないのです。

「泥を被る指導者たち」

 明治維新では大久保利通が、命を掛けて国家の非常事態を収束していった。江戸薩摩藩の焼き討ち、鳥羽伏見での「錦の御旗」等の策略、どれひとつとっても失敗したら死刑に値する行動責任を自分1人で被って行動していました。幕府側に居た勝海舟もそういった指導者であったと思います。「毀誉(きよ)は他人の主張、我にあずからず、我に関せずと存じ候う。」、こう言って気の合わなかった慶喜を助命しています。第2次世界大戦では東京裁判において、広田弘毅氏が「自らを計らわず」だまって戦犯として処刑されました。今の日本指導者には覚悟が不足しています。

「まずは自分」

 ただし、論じていてもどうしようもない。だから今、自分で出来ることをやっています。また、さらに新たに行動を始めます。小さな景気刺激策であってもやがて良い方向が出るきっかけになると思います。自らを計らわず強い意志を持って動こうと思います。泥を被ることを恐れず動きます。また、4つの刺激策を進めてくれる代議士たちを求め、繰り返し伝え、粘り強く実施提案を行います。


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仕事が生活の手段でしかない苦しさ

公務員の仕事について (朝礼スピーチ例)渡辺真人

「働く喜びが感じられない」
 親族や友人の公務員の仕事話から、働く喜びについて、聞かされたことがありません。本来、公務員の仕事は社会の公僕としてのサービス事業であり、社会に喜ばれることが仕事の目的です。しかし、その目的は薄れつつあり、今のままでは、旧ソビエト連邦の集団農場と同じ破綻の運命をたどるでしょう。このとき、日本国家を一緒に引きずって奈落の底に行く危険を感じます。やる気や創意工夫を認めない世界で老後まで耐えて勤め上げ、その時やっと自分に戻るためと言っている人もいます。

「働く価値」
  非常災害時に対応する職種になった友人の1人は毎日朝30分の打ち合わせが終わると、17時まで席に居ることが仕事です。その上、上級職のため、課員には煙たがられているそうです。新聞を読んでも午前中しか持たないので、暇に任せてここ2年で写経を行い、かなりのレベルになったと言っています。聞いた話しでは、その隣の人は旅行の資格を全て取れたらしい。消防の友人は年間110日しか働けなく、もうぬれ落ち葉状態。仕事で自分を向上させる機会を欲しがって居ます。本当に暇が苦しいと言っています。生活の手段としてお金を得るためだけの仕事に従事している空しさを感じています。人生がもったいない。

 仕事時間を耐え、仕事に対しての成果が問われにくい公務員は安定した給与と将来保証を頼みに生きていると考え、給与の実態を調べてみました。

「開示されない公務員の人件費」
 最近、民間企業では派遣契約打ち切りだけでなく正社員の削減のリストラが始まっていますが、公務員のリストラについては言及されません。渡辺喜美代議士が給与20%カットを言っているだけです。現在の公務員の給与総額を正式開示されたことはないのですが、親しくしていた元文部事務次官は、以前、教師の給与は年間6兆円を超えると言っていました。しかし、文部科学省の財務資料には人件費という項目がないのです。企業の決算書ではっきり分かる項目が全省庁で開示されていません。

「税金の2/3近くが公務員給与」                     ある友人の言葉では、国家公務員と地方公務員合わせて総額40兆円を超えていると聞きました。所得税と法人税と消費税の歳入は66兆円、つまり税収の2/3近くが公務員給与に使われているのです。民間企業であれば確実に倒産します。企業同様、国や地方も決算書形式で財務内容を公表し、財務体質改善を図らなければ国は崩壊していくでしょう。一番困るのは公務員です。

「自治体の隠れ債務」
 現在日本では25兆円もの退職金見込み額があると1月6日の日経新聞1面に出ていました。 民間であれば、現在の国家財政は破産状態で、退職金は1円も出ないのです。日本の公務員制度では満額出ることが当たり前ですが、彼らの頼みの綱である将来保証は存続が厳しいでしょう。

学生時代優秀であった人が、目的の見えにくい仕事に30年ぐらい携わるとモヌケの殻のようにになってしまいます。お金を得るために耐えている。しかしその基幹が怪しくなってきた。このような公務員が、日本に360万人も居ます。さらに官需専用ビジネスに従事する人が400万人近く居るそうです。この人たちの能力と仕事の時間を使うためには、偉大な政治家を待つしかないのでしょうか。法規上では八方ふさがりです。


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今年の抱負

仕事について

「不求の求」
 仕事を進めるため、まず、人の在り方をはっきりさせることが重要です。この基本は子供の育成方針と似ていると思います。まずは人の在り方なくして仕事はうまく行きません。また、社内への携わり方については「不求の求」、私が求めなくとも求められることが出来るようにしたいと努力しています。

「子供の育て方」
 子供に強く知らしむべき人の在り方は、主に3つあると考えています。
1、克己復礼 
2、整理整頓 
3、信義保持
これを具体的にしたものが子供に対する約束の3つです。子供に対して、私は以下の3つの約束事を守らせています。
1、挨拶
2、靴の整頓
3、自分の口から出した約束を守ること
これが基本となり、これに基礎知識が付くことで大人となっていくと思います。4文字熟語では難しく見えますが、実際にすることはとても簡単なことをするだけなのです。ただ、継続していくことが大変なのです。

「営業の仕事」
 営業の仕事は、主に1、人脈づくり 2、調和・調整 3、創意工夫 4、需要取引・マーケティング これを、日々実施することで、売上は自然に付いて来ます。そして、これを継続していくことで、仕事は深くそして広くなってきます。

「業務の仕事」
 業務の仕事は部署によって幅があります。重視すべきポイントは1、生産性 2、調達 3、ひとの向上  12月25日のブログで記載した「マネージメントの目標」を基本に効率向上やコスト削減を軸に会社経営を進めて行くのです。営業同様に継続していくことが要です。

「経営者の仕事」
 経営者の仕事は主に1、資金づくり 2、道理・社会責任 3、気づき・革新 
これに「人の己れを知らざるを患わず、人を知らざるを患う(人が私のことを理解してくれないことに悩まず、私は人の考えをわからないことを悩む)」といった心を持って、人の行動を解釈し、対応します。社内だけでも利害が異なる上に立って調整するので、意見を聞くことが最も大変です。「人は聞き取る力が弱い」とお釈迦様も言っていましたが、人は皆自ら見たもの以外なかなか心の中には入れないものです。思い込みや嗜好が阻害し、見ても聞いても、そこにはなにもなかったことにしてしまう。これを私はいつも注意しています。そして温和なれど、激しい気性で、威厳があるが恐ろしくない。丁寧だが、窮屈ではない。急いでいるが、ゆったりしている。こんな経営者を目指しています。しかし、私は未だ求められることない、持ちかけるばかりのレベルです。「不求の求」には到底至っていません。私の仕事もまだ始まったばかりです。

 今年も宜しく御願いいたします。


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2009年元旦の抱負 100年ぶりの可能性の年

あけましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりました。

御蔭を持ちまして事業を始めて20周年を迎えることが出来ました。

ありがとうございます。

昨年は世界経済において大きな動きがありました。誰しも自分の感覚で出口がイメージ出来ないと不安になります。
こういったとき、私は歴史を見直すことにしています。
幕末の日本人はもっと不安であったと思います。第二次世界大戦後も不安がありました。

しかし、その後明治の夜明けが来て、日本は大きく開けました。戦後の日本は大きく飛躍しました。それは将来に対する希望であったと思います。
世界では新しい仕組みつくりが始まると思います。
きっと良い年になります。

また、毎年繰り返される何気ない自然の営みに感謝し、
自分自身は「平気で生きる」ことを目指します。

今年も変わらぬご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

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