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日本の農業を考える。その2

ライスパワー  (朝礼スピーチネタ)渡辺真人

「10月19日NHK特集;世界同時食料危機」
番組では食料危機打開に向けて人類は今2つの対応を進めていると報道していました。1つ目は耕作地の拡大です。昨年1年で世界の耕作可能面積はアマゾン開発等で8%増加したそうです。この題材として、ウクライナの耕作地を中心とした地域を捉えた番組となっていました。ウクライナでは社会主義政府が崩壊したのち、大規模耕作地は放棄され、荒れているようです。番組によれば、耕作地の争奪が開始され、欧米資本が大体の地域での利権を抑えたとのことです。この分野で日本は出遅れていると報道していました。2つ目は収穫量の増大です。米国モンサント社が世界に送り出している遺伝子組み換えトウモロコシ種子に関わる題材と、オーストラリア政府が進めている小麦の遺伝子組み換え政策でした。収穫量の増大は目に見える効果があるようですが、人間に無害であるか、現在誰も証明できていません。

「大豆が買えない」
同様に特集内で、併せて伝えていたことです。日本の味噌メーカー2位の「ハナマルキ」では来期の大豆獲得必要量の1/3しか現在確保できていませんでした。昨年の3倍近い価格でシカゴ穀物先物市場に買いを出しても全く購入できないそうです。原因として、最大生産地米国での大豆からトウモロコシへの転作と、中国の大豆大量消費が挙げられていました。トウモロコシは米国で現在バイオ燃料需要が旺盛で、大豆より儲かるため、転作が進行しているそうです。ただし、まだ大豆を売ってくれる環境は少し?は残っているようで、番組からは緊迫感を感じませんでした。

「減反政策」
日本では現在減反政策により、食用米の作付け制限があります。今270万Haの田のうち、100万Haが休耕田となっているそうです。食べ物が不足すると言われながら、つくることを制限している愚かな政策を日本は取っています。こうした中、現在米を粉にして、小麦粉の代用とする事業も進んでいて、食の自立に期待が寄せられています。前回のブログからの主張ですが、集票に結びつくいかなる政治勢力があっても減反政策は即時撤廃すべきです。

「飼料米」
こうした過去の遺産である減反政策の制限に掛からない飼料米の育成をする計画が進行しています。食用でない飼料米は大粒で大味だが育てやすく沢山収穫できます。100万Haの休耕田で飼料米を栽培したと仮定すれば、日本の全飼料輸入量を超える収穫量となるようです。食料は日本人の命に直結した重要な問題です。この日本の風土と文化に強く結びついている米の力である「ライスパワー」を生かす時が来たのです。

「生ごみの中身」
10月19日NHK特集でもう1つ。京都大学で生ごみの中身の分析を実施していました。実際、生ごみの28%が賞味期限切れ理由による、手付かずの食品として捨てられていました。腐っていない十分食べられるものが惜しげもなく廃棄されていていたのです。食べかけや腐っているものを含めると、廃棄率は40%に達すると見ます。このように日本では食べ残しによる食料の廃棄は年間900万トンあり、世界の食料援助全体560万トンをはるかに多くが無駄に捨てられています。

「もったいない」
ライスパワーと食べ物を大切にする心があれば、すぐに自給率100%となれると思います。無駄に捨てることはもったいない。そしてすぐに実施しないことがもっと、もったいない。


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コメント

そうだ、そうだ。
無駄に捨てるお金の余裕があるなら高くても日本の米や麦や大豆を買おう!

投稿: 財務工房 | 2008.10.26 11:08

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