言葉遊び
江戸時代の言葉について
「タコ」
「このタコ」と落語で良く耳にするが、これは悪口です。御家人ならお目見以下(イカ)でも、イカは足が10本。タコは足が8本で2本足りない。その上、他侯(たこう)と言って幕臣意外の大名を馬鹿にした言葉も掛けている。
「須利(スリ)」
巾着切りといわれる盗人。語源は梵語(仏教用語)で「盗人」のことであり、江戸では「須利」と言われ、現在の標準言葉となっている。
「沽券に関わる」
「沽券」とは土地売り渡し証文であり、所有すると言うことは正しい身分を持った町人身分である。江戸時代正しい町人は2万人程度で残りの大多数は正式な町人ではなかった。沽券に関わるとは「プライドに関わる」と言うことになる。
「ワケあり」
忘れかけられていると言った意味。また、「特別な事情がありそうなこと」。江戸時代はずばり、性的関係の仲を指していた。
「松の葉」
女性言葉で、贈り物に花を添えたことから、松の葉は「寸志」と言う意味。
「鬼は外、福は内」
鬼とは寒気のこと。寒気の象徴の牛は角がありそこから鬼をイメージした。また、春を呼ぶ「一陽来復」の「復」を「福」に代えての春を迎える行動であった。
「栗よりうまい十三里」
十三里は「焼き芋」のこと。正しくは「九里四里うまい十三里」。江戸から十三里先にあった川越芋のことを指している。九里を栗、四里を「より」と掛詞にしている。
「薮入(やぶいり)」
盆の迎え火(13日)、中元(15日)、盆の送り火(16日)。このあたりに主人から一人前と認められた丁稚が休みを貰えた連休のこと。冬にも1月16日前後に休みがもらえた。この2回の休みを指している。ちなみに「中元」は旧暦7月15日のこと。無事に半年生きることが出来たお祝い。
「タコ」な首相に税金を「須利」され、「国の沽券に関わる」ことは後回し。「ワケあり」胡錦濤主席から「松の葉」ならぬパンダを要望。これではやってられない。「鬼は外、福は内」ではなく、福田首相を十三里ならぬ万里の外に追い出して欲しい。
今の日本は「薮入」ばかりで、お盆や正月の休みの価値がなくなってしまった。
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