食材の無駄と自給率について
食材の無駄と自給率について(朝礼スピーチネタ)
「豆腐は製造後平均3~4割ぐらいが出荷されず捨てられている」
先日生鮮食材の製造販売をしている会社を訪問したときの裏話です。年始の挨拶をしたところ大晦日から正月まで休み無しでとても厳しい。大手スーパーは元旦しか休まないので大晦日の納品と2日の納品の仕込みで結局年末休み無しらしい。そこでの余談から、次のようなもったいないことを聞かされました。豆腐は生鮮食材なので作り置きもできない。そのため豆腐は製造後平均3~4割ぐらいが出荷されず捨てられているらしい。
「原因は大手流通業による在庫管理の徹底」
受注納品の流れを聞いて納得しました。ある大手スーパーは当日納品分の注文が14時にインターネットで入ってきて18時にトラックが商品引き上げにやって来ます。その間4時間しか製造時間がありません。そのため、注文が来てから作っていては間に合わない。そのために見込みで生産しています。結果、発注が少なければ処分せざるを得ない。それゆえ、製造後平均3~4割ぐらいが出荷されず捨てられている。大手流通業による在庫管理の徹底が返って捨てることにつながっています。
「冷蔵庫の大型化で食材は確実に捨てられている」
家庭での食材も相当捨てられています。近年冷蔵庫が500Lを超えてきて、確実に捨てられる率が上がったそうです。自宅の冷蔵庫を思い出して見てください。冷蔵庫奥の方や冷凍庫の底になにやら入っていませんか。我が家には開かずのタッパーを冷蔵庫最上段で私が見つけています。色とりどりのカビを育成した元食材が出てきます。高齢者だけの家庭での廃棄率が高いと専門書に記載されていました。
「消費期限の厳格化でさらに捨てられている」
フレッシュローテーションのイメージを維持するため、食パンなどは本来2週間ぐらい問題ない商品をスーパーの要請で消費期限3~5日に表示している例もあります。赤福も本来食べれるものを当日製造販売を売り文句としていたために腐っていないものを捨て切れず、悪知恵を使った事件もありました。近年一部の消費者は自分の舌を信じきれないため、消費期限を越えたものを確認もせず捨てているようです。(もったいない)コンビニはさらに厳しく運用し、腐っていないものをためらいなく捨てています。
「肉食を減らせば、カロリーベースで食糧自給率が向上」
日本は現在カロリーベースで食糧自給率が40%と言われています。この計算方法は国民1人1日当たりの国内生産カロリー÷国民1人1日当たりの消費カロリーですが、この計算方法が曲者です。たとえば牛肉は1Kg生産するために飼料穀物を12Kgも使っています。同様に豚肉1Kgでも10Kg近い飼料穀物を使っています。つまり、穀物を大量に消費する肉食を減らせば、カロリーベースで食糧自給率が良くなります。1950年代の食事内容にすれば70%にはなると考えています。前述の捨てる食材を救う方法を作れば確実に自給率は向上するでしょう。
「自給率向上の解決法について」
肉食をやめてかつ豊かな食生活が出来るたんぱく質元として私個人が強く推奨している食材があります。それは「虫」です。この虫食で日本の自給率向上を今、真剣に考えています。今日は長くなりますので、ここで一旦止めます。
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コメント
会社に来たお歳暮のお菓子で期限切れたものも食べていますが、当たっていません。
消費期限のいい加減さを証明することになっています。
投稿: 渡邊真人 | 2008.03.09 12:49
消費期限・賞味期限は短めに表記してあるのは知ってましたが、まさか出荷前の食品がそんなに多く捨てられているとは知りませんでした。
今の仕組みでは仕方ない部分もあると思うのですが、やはり勿体無いです……。
因みに、10日間賞味期限を過ぎたマフィンはちょっと酸っぱい匂いがしましたが食べました(笑)
投稿: あんりえ | 2008.03.08 22:15