スペイン・中世の街Toledo(トレド)最終編
スペイン・中世の街Toledo(トレド)最終編(朝礼スピーチネタ)
私は今回カスティーリャ・ラ・マンチャ州の招待で今回トレドに行き、州政府主催の工業製品展示会「IPAC」に参加しました。IPACでの主な展示物は、タイル、木製品、金属製品、照明、ガーデニング、革製品、衣料、雑貨等々で、全国から参加されていました。電子技術やバイオ製品は見当たらず、少々残念でありました。
IPACにて2度私への取材がありました。取材時にスペインの工業製品についてのコメントを求められたので、以下のようにはっきりと伝えました。 「デザイン性はイタリアに、工業製品の出来はドイツに、文化的いざないはフランスに、価格は中国に負けています。よって日本では売れないでしょう。」ただし、英語しか話せないスペイン語通訳は違う意味に訳したようで、大変喜ばれたのが印象的でした。
ここのインタビューでは時間の約束が全く成立せず、言われた時間に会場に行ってもそこにいるのはいつも日本人とドバイ人でした。アメリカのミッションは2日目には消えていて会場に現れない状況で、律儀な日本人とドバイ人は不思議なご縁をもって仲良くなれました。また、1つのインタビューでは、相手が時間になっても居ないので、IPAC職員が電話で捕まえたところ、今から会社を出るので、1−2時間待って欲しいと言われたため、待てない日本人の私は相手なしでの取材で終えさせました。海外から無償招待しておいて、それで承認してしまうおおらかなお国柄を体感したものです。
良い言葉で言うと、時間にも人柄も大変おおらかです。そして面白い点では、日本の時間感覚からはすべて2時間ずれています。たとえば、公式イベントは開催時間は11時。昼食は14時から。夕食は21時からやっと始まる。そして食事の終わりが午前2時。おまけに太陽は10月であるにかかわらず、やっと朝8時過ぎから明るくなり、夜は20時過ぎまで昇っている。国中2時間のサマータイムの様相です。(下の写真は20時過ぎの風景です)
銀行は14時で閉店し、1日の業務は終わります。一般に昼休みは14−17時。休みも2時間も長い!商店街は17時から活気が出てきて日が沈むまでやっていました。それから皆さん食事になるようです。夕食はたっぷり時間をかけてます。3−4時間は食べている習慣です。
いつ真剣に働くのか今回はわかりませんでした。そしてどの場面でも皆穏やかで楽しそうでした。「ロマ人;ジプシー」等の人たちは見受けることができず、観光地であることを実感しました。ジブラルタル海峡越境の不法入国者達はどうしているか今度調べてみようと思います。
今回の工業製品展示会「IPAC」では、スペインにおいての製造に対する力強さを全く感じませんでした。工業製品を見た限りではヨーロッパの二流国であり、タイル・磁器以外は歴史に裏打ちされた価値が生きていないと思います。これまで記載した歴史的文化的経緯・生活習慣が工業製品に現れていると考えます。そして農業と観光立国ゆえの穏やかさと推測しています。
世界文化の中心であったトレドは現在世界遺産指定された観光地となりました。この点では大変すばらしい街であり、たとえば日本の白川郷とは比較にならない保存度と中世の迫力を街が温存しています。古い建物では3層構造と成っていて、ゴード時代、アラブ時代の上に今の街が建っています。ローマ市街と良く似ています。16世紀の街雰囲気そのままに人が住み、観光地になっている本物の世界遺産です。
トレドには正味2日の滞在でした。今度は観光でゆっくりと行って見たいものです。
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