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ネット社会、ケータイメールの課題

朝礼スピーチネタ;ネット社会、ケータイメールの課題

 今日の日本では米国で広がったネット社会と異なる独特なネット社会が出来たように思えます。匿名による言葉の暴力と実名ケータイメールによる小さな閉ざされた世間の形成です。

 江戸時代までの日本では、庶民には「苗字」なく、名前もいい加減なものでした。その庶民が生きる社会は文字通り「名も無き社会」で、これが「世間」を形成していたのです。この世間では発言責任はなく、言い放しの世界でした。ただし、日本文化では「他人の目」があり、決して暴走はありませんでした。西洋にあるキリスト教の「神の目」(個人倫理基準)に該当し、行動や発言内容は自然に抑制されていました。

 この日本文化が現在のネット社会で新たな世間を作り出したと考えます。匿名のネット社会では「他人の目」がないので、言いたい放題・無責任になっています。根も葉もない話に真剣にメール・チャットで遣り合っています。対面では口に出来ない言葉を無限に続けています。「セカンドライフ」なる実在しない社会が日本で広がった場合、この無責任が実社会に悪い影響を与えると感じます。

 ケータイメールでは反対に実名が付きまとい、かくして「他人の目」が悪い方向に出ているようです。いつも仲間の空気を読み、同調を余儀なくさせられています。そのため、若者はいつも仲間の目を気にしてメールの世間に一生懸命対応しています。どうやらメールを無視される、仲間からメールが無くなることを恐れているようです。これは「村八分」(火事と葬式以外は村の中で存在を無視をした古い風習)の文化です。つまり横並びから外れた者は仲間はずれにされているのです。

 私の目で見て、日本ネット社会で今強く感じている課題を記載します。
1、ケータイメールを四六時中見ていて、一部にはメール到着後5時間以内に返答をする縛りが存在する。
2、狭い世間でしかわからない言葉や絵文字を作り、そこで社会を区切っている。
3、ケータイ仲間に無視されることをもっとも恐れ、意味のない同調を互いに求め続ける。
4、匿名では人が変わり、攻撃的になる。とことん事実とかけ離れてやり合う。
5、匿名の人間が他の人間の実名を挙げてネット社会で名誉を破壊する。
こういった環境の中で落ちこぼれた「村八分」(人間は怒りをぶつける相手がいない状態になり、実社会で「ムカつく」「キレル」人間になっていくのではないでしょうか。

 大変危ないシグナルを日々感じています。よってここで提案をします。
1、ネット記載では実名での発言のみを記載できることとする。
2、発言・記載内容について発信者責任を持たせ、保証できない記載はネットから消す。
3、18歳未満についてのケータイでは21時から朝6時までメールを停止させる。
  就学時間についてもケータイメールを停止させる機能を端末並びにキャリアサービスに組み込む。
4、ケータイメールアドレスは個人特定をさせ、1人1つの制限をする。
5、1週間に1日「ノーメールデー」をつくり、この契約に入った人はパケット代を安くする。

 自宅の個室にいても一人で居ることが許されない、心理的に一人になれない辛い環境が出来上がりました。元々、ネット社会は米国が発祥であり、「自己責任」をはっきり持つ国の文化がネット社会を世界に広めたのであります。当然自分の発言にはネット上とはいえ、自己責任があり、紹介責任が付いて回る文化なのです。欧米個人には「神の目」なる倫理観が継承されているのです。「他人の目」がない日本のネット社会はこのまま放置すると世界のネット世間において日本人が異端になると見ています。


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