7月16日新潟県上中越沖地震について
新潟県上中越沖地震について
本日、新潟・長野にて地震が発生しました。震源地は新潟県中越地方 ( 北緯37.4°、東経138.6°)で震源の深さは約17km、地震の規模(マグニチュード)はM6.8程度と推定されました。
被災地の皆様には心より無事を願い、そして早期の回復を祈念いたします。そしてつい先日、2007年3月25日 能登半島地震が発生したばかりで被災地のことを思うと重ね重ね本当に心が痛みます。
私の専攻は土木工学であります。そして地震は土木工学にとって長年にわたり大きな課題です。地震国日本では公共土木工事において、相当厳しい基準を設け地震に対する安全を追求しています。さらに地震の安全係数は年々厳しくなり、そしてそのコストも膨大なものになってきています。安倍政権が言う公共工事の投資抑制はこの安全コストが抑えられることにもなります。
近年、国土交通省の地震安全基準が強化されたことで、JRや高速道路の補強工事がいたるところで行われています。この基準強化による補強工事で1つ大きな成果がありました。2005年8月16日 宮城県南部地震の新幹線脱線事故においては補強を完了した区間での脱線となり、不幸中の幸いであったことが記憶に新しいところです。公共工事の投資抑制と安全に対するコスト判断はますます難しい問題となるでしょう。
ちなみに東京では1923年(大正12年)9月1日の午前11時58分にM 7.9規模の関東大震災が発生した後、83年以上経過しています。前の大震災が1855年11月11日安政の大地震でM 6.9と推定されています。これは関東大震災から68年遡ります。もう1つ遡ると1703年12月31日 元禄地震M 8.1の地震でそのときの地震間隔は152年でした。
マグニチュードなるエネルギー値はM1につき、ルート1000=31,62倍。つまりM2の差はエネルギーが1000倍あると言うことです。大雑把に計算すれば、後50年以内には元禄地震レベルのプレート移動のひずみがたまるということです。いつエネルギーの放出があっても不思議ではないといえるでしょう。
私は以前より地震について地下水位と地盤の電荷バランスが影響していると勝手に考えています。高度成長期、東京では地下水のくみ上げ問題で地盤沈下が社会問題となっていました。地下水のくみ上げによる地盤が下がる問題が発生し、規制に入ったものです。現在、ほぼ昔のレベルまで地下水位が戻ったところです。こういった状況下、土質学で教えられたことは地下水=土中間隙水が減ると地盤が軽く、硬くなることがプラスになったと見ています。また、地価電位の変化により、土粒子内イオンがなんらかの吸引力を発生させ、プレートの崩壊を食い止める可能性をあわせ、地震間隔が伸びたと考えているのです。地下水位変化により、地震の発生間隔が伸びていると言う仮説です。
同級生に地震工学の博士が居ます。彼にこのような可能性について個人意見として確認してしたのですが、現在その視点での研究を彼はしていないそうで明確な答えは貰えていません。専門家といえど、地震のメカニズムについてはっきりとはわかっていません。人知が及ばないものなのです。
本日の教訓。地震は急にやってくる。そして明日は我が身である。よってお金が掛かるがいつも地震に備えるとともに震災地にはどんな小さなことでも良いから手助けをしていきましょう。
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