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2007年6月

阪神タイガースを愛する心について

朝礼スピーチネタ;阪神タイガースを愛する心について

 昨夜、阪神タイガースの熱狂的ファンと話をして感じたことから記述します。
彼は、現在阪神が下位になっていても大好きだし、必ず応援に行くそうです。彼は阪神タイガースを心から愛しています。その同一人物がこと大阪の経済状況になると相当悲観的になります。大阪経済の回復の可能性は低いと考えていて「もうあかん」と口に出しています。しかし、冷静に大阪を見ると、人口・歴史・インフラどこから見ても世界でも冠たる都市であります。

 大阪人は単純に東京と比較し、駄目だと感じるようです。日本の主要都市、さらには世界の他の都市から比較すれば、いったいどこが駄目なのか私にはわかりません。大阪はもう駄目だと大阪住民が感じ、それを口にすることが全体のイメージを下げ、勢いを失っているといえます。

 私は名古屋の人間で、名古屋の過去の自虐的行為を見てきました。
以前は「白い街」「偉大なる田舎」などマスコミから言われたい放題で住民まで自虐的でした。最近、トヨタ自動車の御蔭をもって、イメージが急に向上し、東京でも「名古屋」が持て囃されています。これはすごく大事なことと思います。住民が名古屋は元気であると感じると本当に街が活性化しています。人の気持ちの向上が街を明るくします。今名古屋は良い状態と思います。

 ここで少し視点を広げます。私は日本人に世界の中で自虐性が高い傾向を感じています。日本ではなにごともすぐに世界1位の基準と比較し、日本は「駄目だ」と口にします。以前本当に経済が弱かった時代日本人はそれをバネに出来る精神環境にありましたが、今の日本人は満たされていてこれを跳ね返す精神力や気合がなくなってきています。この状態で「駄目だ」を口にすると大阪現象が広まってしまうと危惧します。

 隣国の韓国では「日本は面積・人口とも韓国と比べたったの3,4倍しかない。」とよく耳にします。もし、日本が4倍になったらアメリカを抜いて多くの指標で世界1位になります。韓国人の心理的ポジションは日本の主要都市が大阪を見る心境であり、日本人は大阪が東京を見る心境と昨夜改めて考えていました。

  阪神ファンは野球が強い弱いといった他球団との比較ではなく、その存在が好きなのでしょう。タイガースを愛しているのです。同様に皆が自分の街を好きになり、良い点を愛して暮らして行けば、その街は世界1位の街になると思います。大阪は、そして日本は世界でもっともすばらしい点がたくさんあり、かつ良いポジションに居ます。皆で自虐的発想をやめて、自分たちのすばらしいところを愛しましょう。

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動画情報は考察力向上を阻害する。

朝礼スピーチネタ;動画情報は考察力向上を阻害する。

 昨夜、週刊現代加藤編集長と若者のリテラシーに話題が及びました。特に印象深かった情報は少年ジャンプの中心購読年齢が20台後半であり、読者層は小学校から30台後半に及んでいること、また少年マガジンでは読者層は中学生から40歳近くに及び平均購読年齢は30歳に達すると言われていたことです。本来子供向けの漫画を大人になっても読むことで精神的向上が遅れることを危惧されていました。

 最近20歳台前半若者の間では漫画すら購読が減り、動画映像に情報ソースの中心がシフトしてきています。インターネットの発達により、情報エッセンスだけを見る。さらに動画情報を眺める生活習慣が今後ますます広がると予想されます。ここにケータイの動画情報化が拍車をかけると見ます。そのため、20歳台前半より若い世代は文字を読むことが大きく減少することになり、そのため受動的思考が支配し、段階的考察が不得手になってなっていくでしょう。

 動画画像情報の危ない点については16日NHKの週間子供ニュースでわかりやすくまとめていました。
1、特定部分のクローズアップで実態と全く異なる状況が作れる。
2、編集によって、逆の答えやイメージが作り出せる。
3、バックミュージックで受け取り側の印象を大きく変えることが出来る。
つまり動画は情報操作が容易で、どうしても騙され易くなります。考察することをしなくなると思います。ユーチューブの日本進出が本日ニュースで出ていました。将来に向け危ない兆候と思います。

 加藤編集長によると新聞では日々起こった事実を即時伝える「役割」を負い、週刊誌ではその事実を分析し、未来について意見を述べる立ち位置にあり、月刊誌で事実の深読みをし、本質をまとめる。こういった役割をになっているとのことですが、実際月刊誌を読む方は70歳以上が多数であるそうです。このままでは日本人の考察力がどんどん低下することでしょう。

 ローマ人の物語著者塩野七生氏はエリートが堕落すると国家は崩壊すると述べられており、私はこのことに強く賛同しています。動画を日常の情報手段とする若きエリートはこの国をどこに導くでしょうか。ケータイ文化は国を滅ぼす?!

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節約精神「もったいない」について

朝礼スピーチネタ;節約精神「もったいない」について

 この考えは国土に対して人口が多く、節約しなければいけなかった日本の地理特性や歴史背景が大きく影響していると見て居ます。

 古来日本では東に向かい、領土拡大を進めましたが、高田屋嘉平の択捉島上陸を持ってほぼ行き先がなくなりました。戦国時代1800万人であった日本は徳川時代3000万人まで増え、そして明治時代まで均衡しました。当時これ以上増えると、食料や燃料の自然サイクルが対応できず人口増加が出来なかったのです。かくして耕作可能面積に対して人口が多かった日本では、皆自然に節約をする文化になったと考えます。

 世界に目を向けると過去の人類の行動は新天地を求め領土を拡大することで、人口増加に対応してきました。ルネッサンス以降西洋は西へ広がり、南を植民地にして拡大してきました。ロシアは東に進み続けました。西に向かった人類は19世紀までに太平洋にまで達し、東に向けて進んだロシアは19世紀アラスカまで広がったのです。そして地球という入れ物のキャパシティ制限を人類史上初受けることになりました。西の果ては東の果てにぶつかり、拡大する場所がなくなりました。そしてこれ以上の拡大は戦争となりました。

  ジンギスハン以降拡大してきた人類の帝国膨張策は現在では不可能になったのです。日本が徳川時代に培った「もったいない」精神を日本より400年遅れて世界は学びそして実行することになります。先達の日本のお家芸が世界に求められる時代が到来します。

 現在、若い人に向けて受けの良い「もったいない」の生活スタイルを色々と画策しているのが感じられます。3R(リデュース・リユース・リサイクル)のCMなども作られ良い流れです。勢いあまって節約を環境ビジネスにする人や税制優遇を受け取り金儲けにいそしむ方も出始めました。さらに、「環境によいと思われてきたリサイクルが環境を悪くしているからやめるべき」という霍乱させるような話も出ています。エネルギー効率から見て上記言い分は当たっている部分もあります。しかし、今は節約精神を培うコストと捉え、なんでもやって見ることを私は推奨します。やってみて問題が出れば直せば良い。実施前から評論すべきことではないと思います。

  「もったいない(勿体無い)」、良い言葉ですね。「MOTTAINAI」を世界共通の言葉とする話もあり、実現すれば世界共通語となった「津波;TSUNAMI」以上の快挙と思います。

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銀行改革;信用保証協会の制度変更について

銀行改革;信用保証協会の制度変更について

 一般の方には関係が少ない話題ですが、創業者や中小企業にとっては相当厳しい改革が今進 んでいます。今日本には各県や政令指定都市に信用保証協会が設置され、銀行の単独保証が厳しい中小企業の融資保証を実施しています。実際非常に多くの中小企業はこの制度融資の資金で会社が運営されて日本の経済底上げをしているのです。近年小泉政権下、それまで10割国が補償していた信用保証枠を5%から1割程度銀行に保証させることを始めています。銀行の自己責任を強化する目的自体は理解が出来るのですが、実際のリスクをかけられるのは結局立場の弱い中小企業です。さらに今後2割を銀行に保証させ、健全な融資を進める方針を政府が実施する方針が出てきておりますが、そうなった場合、以下の課題が発生すると予想しています。

 まず、資金余力のない企業や創業期企業に対しては審査が厳しくなると予想されます。銀行は金融監督庁指導もあり、特に財務指標の弱い企業への融資については引き当て原資保全を最優先します。銀行の引き当て策としては主に2つの方法が予想されます。
1)歩積両建方式で引き当て原資に当たる預金担保を取る。
これは近年減少傾向にある手法ですが、もっともベーシックな保全方法です。課題は過去1度預金を抑えたらいかなる話をしても銀行として取引がある限り解除に応じにくい点です。中小企業に対して「優越的地位の濫用 」等の法令の意味を解さない銀行担当が今だいることも問題を大きくしています。
2)第三者保証の強化
この要請は経営者にとってつらい要請です。親兄弟や親戚をリスクに巻き込む精神苦痛が大きいです。さらに肉親で保証不足な場合、長年の友人にも依頼することになることが、世間での修羅場の原因になって居ます。当然返済が滞れば友人に大きな実害と精神苦痛を与え人間関係が悪くなりますが、借りないと会社や事業は消え去る。本当に精神的苦痛を持つ制度です。自分自身、なんども友人の保証をしたことで無益なお金を払い、そして友人を失っています。日本からこの保証方式を厳禁にしてもらいたい。

 私は素人ながら、ここに4つ提案します。現在の銀行は貸し倒れリスクの引き当てが必要です。このため、8割保証であれば、中小企業に対して2割を引き当てすることになります。
1)総枠を1,25倍にして2割の歩積両建を公式に認める。両建てについては、残高の2割以上は企業の意志で自由に使えることを文章化する。両建てした場合、貸出金利は80%程度に下げる。
2)引き当てリスクの金利反映を認め、両建てでない場合、金利上積みを公式に計算に入れる。ここに銀行利益を入れない計算をさせることが重要です。
3)保証協会100%保証ならば、短プラより金利を下げさせて、8割保証の方が銀行にとって利益が上がるようにする。現在100%保証の金利が高すぎるので、ここを思い切り下げる。そうすれば制度融資の本来目的にもかないます。
4)融資が無事完済したら、保証協会から銀行にバックマージンを出す。ただし、銀行は収益の前取りが好みであり、後からの収益は自己評価になりにくい。昔は保証協会の預金バックもあったが、今は預金の価値が低い。また、制度融資のバックが今も生きているかわからない。そのためこの提案は私の理想でありますが、強い力で誘導できれば銀行も変わるかも知れまません。

 これまでの保証協会による制度融資は優れた方法と考えます。また私自身創業期、大変お世話になりました。銀行にも企業にも良いこの制度を再評価し強化して欲しいものです。

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