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朝礼スピーチネタ;バイオエタノールガソリンについて

バイオエタノールガソリンについて

 日本でも5月1日よりバイオエタノールガソリンを発売開始しました。当初政府と石油卸が規格で調整に苦しんでいたイメージでしたが相当早く導入したと感じています。日本の大手石油業界が売り出したエタノールはフランス製で小麦から製造した燃料と聞き及んでいます。フランスは、エタノールは小麦、メタノールは菜種から精製しています。他国ではアメリカ、南米は、トウモロコシと大豆そしてサトウキビです。スペインはヒマワリです。今進行している国際的なエタノールのブームは、世界の穀物市場を支配する5大穀物メジャー、製粉4社、そして農薬会社の思枠が見えます。
世界の主な穀物メジャーは、カーギル、コンテェネンタル・グレイン(カーギルが買収したようです)、ルイ・ドレフェス、ブンケ、アンドレなどです。製粉は、ウォツシュバーン、ペルズベリー、クロスビー、ベルなどが有名です。農薬会社は、ICI、BASF、チバ・ガイギーなどです。これに加え、シェル石油の兄弟会社でありインドネシア、ボルネオでパーム油を押さえる世界最大の食品会社ユニ・リーバー、バドワイザーのアンバイザー・ブッシュ、クアーズのADMが戦略ととらえています。彼らの戦略において、トウモロコシを例に取ると品種改良され農薬に強い1年草の種は世界中穀物メジャーのカーギルからしか買えない状況です。そして、トウモロコシ、サトウキビ、小麦農家は製粉会社、酒造会社に価格を左右され、首を抑えられています。上記の連合体は、バイオエタノール・ブームで原材料の価格を1年で2倍に上げました。まさに「濡れ手に穀物・農産物」と言えるでしょう。

 バイオエタノールの現在課題は通常乗用車1台満タンで、人1人が一年食べていける食料の量に相当するところにあります。このままバイオエタノール消費が増えた場合、何億人単位の飢餓が想定されています。また、新規の農園を作るとそれまでの原生林を破壊し二酸化炭素排出の解決から遠ざかったり、水をたくさん使って砂漠化を早める危惧も出ています。人類は更なる知恵でこの問題を解決すると思いますが、現在の性急なバイオエタノール政策は穀物メジャー、製粉、そして農薬会社の商業戦略と感じています。

 日本では新規に農園開発をしなくても広大な休耕田があるので、活用すればよいのですが、農水省の法務切り替えが遅れており、今年はまだ手が付けられていない状況です。日本こそ、休耕田を有効に使い、豊かな農村を再生できる良い位置にいると思います。補助金や過去のしがらみに縛られ世界趨勢に遅れることがとても残念です。

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