危機意識について;ガス臭騒ぎからの考察
4月12日、ガス臭騒ぎが東京事務所でありました。
この日外から戻った際、一階のレストラン店長から、ガス漏れの疑いがあると言われ、すぐにオフィスに上がったところ、確かに室内がガス臭かった。しかし、冷静に考えてガス栓がオフィスにない。また、とても軽い気体(比重0.63)の都市ガスが長期に亘り滞留するはずもなく、ガス漏れ元はビル1階または外部と考えました。戻って2,3分後、フル装備の消防隊員が室内までガス検知に来て事件?であることを感じたのです。
このとき、突然オフィスに現れた消防隊員がガス検知器を持って検知調査している内容を聞いていました。そこで連絡の内容で「ガス感知なし」を知り、合わせて、避難勧告は出ているか確認したのですが、消防から「コメント」なく、かつ避難指示は出ませんでした。よって私自身は避難をやめる判断をしました。社内に居たスタッフにその場で私の考えを伝え、かつ自主判断をもって行動するように、また少しでも不安であれば、至急避難するように強く伝えました。このときガス臭は外部からと判断し、窓を閉め、しばらくすると予想通り臭いが消えたので、危険は回避されたと考え、早々ビルの1階に情報収集に降りたのです。ビルの前にはガス漏れ騒ぎの通報で東京消防局から消防車4台、東京ガスの救急2台が来ていました。ビルの外周には黄色の非常線が張られ、避難勧告らしき様相でありました。テレビ局に交通整理の警官まで出ていたのです。よくよく見渡せば、ビル一階のレストランやエントランスに人が大勢いて話し込んでいる。が、外を見ると非常線の外から大勢の人がこちらを眺めている不思議な光景でした。このときにこのビルの火元管理責任者と話をし、このあたりは過去も同様のことがあったと聞かされました。都市ガス特有の臭いを誰かが出したのではないかと言っていました。結果今回もガス漏れは検知されず、ビルには避難勧告も出ず、事件には至らなかったことは幸いでした。
今回の対応は最善であったか1週間考えていました。 その経過でこ度のことは自分も含めた一般の人は事故や災害を起こさないように考えることは出来るが、起こってしまった災害にどうするかなかなか考えが及ばないと思っています。このガス臭騒ぎによる多くの人の行動を見ていて感じたことは、
1、自分が危機の真ん中にいるとき、人は楽観的に捕らえる
2、危機が来たとき周りの行動を見て判断する。つまり自主判断をしない。 起こってしまった事実にどうするかその場で他人の雰囲気を探る。
今の日本社会は余りに安全に慣れすぎていて、多くの方は自分の感覚や考えを信じないと感じました。 私もその場で全てを想定していなかった。このときの自分対応は判断に間違いは無かったのか、私の行動や判断を検討しています。
この結果は今度記載します。
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コメント
私も先日テレビを見ていたところ、あるテレビ番組で同じような状態での実験をしていました。20人の人を集め、半分は火災警報と、煙が出てくることをあらかじめ知っている状態で、半分の人の行動を観察する実験です。結果は誰も非難しないので20人誰一人動こうとしませんでした。こういった状態での人間は、恥ずかしいということが先行し、危機管理能力が欠如しているといっていました。また、特に日本人は地震が多い国で生活しているため、世界的に見ても「これぐらいな事なら大丈夫」という心理が働くといっていました。東京での一件でこういったときはどんな行動に出るべきなのかということを実感しました。
投稿: マコト | 2007.04.20 08:52