朝礼スピーチネタ;安倍首相の中東訪問について
安倍首相の中東訪問について
来るゴールデンウィークに安倍首相が中東4カ国を訪問する計画と聞きました。中東において日本は対米追従が目立ち、石油資源輸入の90%を頼る日本はこの地区で国家としての尊敬度が低いと聞いています。以前ある大手商社で長期にわたり中東の総支配人をされたK氏の話を少し記載します。K氏は対イラク戦の直前時期に超党派による行動として、中曽根康弘氏・小池百合子氏・羽田務氏3者にてフセインと会ってくる独自外交を提案したそうです。しかし、時の総理大臣小泉氏とは派閥が違う、党派が違うと言う内向きな理由をもって実施されなかった。タイミングを逸したと言っていました。最終的にはアメリカに追従する国とはいえ、実施されていればアメリカのイラク開戦前に中東各国には日本のアイデンティティを示すことが出来、イスラム社会に日本の意思が伝わることになったと考えています。あわせて、国内に対しても独自外交による国家意識高揚が図れたと思います。日本の政治情勢は政治村の駆け引き優先されたローマ帝国の末期の内向き政治状況に類似してきていることが今とても不安です。
歴史的に見ると、パルティア(現イラク地区)に対してローマ帝国皇帝コモディスが不要な戦いを仕掛け、結果的にはササン朝ペルシャ(現イラン地区)の興隆原因を作りました。このペルシャの興隆がローマ帝国の豊かな地区を失う原因となり、結果ローマ帝国が滅びる道を歩んだのです。皇帝コモディスの父親はローマの五賢帝マルクスアルレイウスであり、今のブッシュ親子に重なるものも感じています。本日のNHKでは日本の藪中審議官がイラン外相と会って、ウラン濃縮停止を求めたようですが、当然断られていました。内なる課題が多い国は外に強く出るしかないからです。イラン(ペルシャ)が漁夫の利を得て、外なるアメリカに立ち向かうことになる歴史が作られないことを祈ります。
以前海外で言われたことが頭に残っています。日本議員は優しく紳士なので好きだが恐くなく尊敬できない。アメリカ議員は尊大だが怖く尊敬できる。尊敬を得るためには外交で強面が必要なのです。外交を強くするには、選挙の影響を受けにくい上院制度が必要と思います。末期のローマ外交にならぬ、強い外交が出来る議員選出体制が今の日本に必要です。日本の首相が思いのままに動ける外交制度を心から望みます。そうすれば、今後の中東訪問は実りあるものになるでしょう。
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