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アメリカ合衆国について;ニューヨークのメトロポリタンミュージアムは文化の殿堂

アメリカ合衆国について;ニューヨークのメトロポリタンミュージアムは文化の殿堂

Img_0038 ニューヨークのセントラルパーク一角にあるメトロポリタンミュージアムはすばらしいところです。まず、美術品・考古品の展示量がとても多い。そして質が高いのです。そして当然触る人はいませんが、触る気があればタッチできる環境になっています。

時代を追ってみていくとまず、画材の変化が面白い。特に昔は色の画材が高かったそうです。キリスト教会の初期は金色(本物のゴールド)より、「コバルト=青色」の方が高い色であったので、聖人君子は青い服を描かれています。
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地域によっても画材の価値や値段が異なるため、地域によって色調が異なります。スペイン画では黒(この地方で黒い石材が豊富だったらしい)がふんだんに使われ、絵が黒い感じです。コバルトの生産地であった東アジア地域は青が多用されています。色の基は石材が多いように感じられました。

そして画材が急に安くなった時代に現れたのがゴッホ達と聞かされました。ゴッホの実物を30センチぐらいでみると絵の具のチューブからそのまま色をひねり出して乗せてあるようなイメージです。
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画法も変化が見られ、 ローマ時代は10−15メートル離れたところから指揮官がたくさんの人を使って描かれた絵が多く、絵の視点間距離が遠いのです。

光を捉え始めた傑作がレンブラントであり、この時代は写真が無かったため、いかに正確に人を写すことがもっとも重視されています。
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遠近法はルネッサンス時代に急激に利用され始めました。モネは遠くで見ると絵に見えますが、1メートルぐらいに行くと何が描いてあるかわからない絵が多いです。ジョークで教えられたことは「君はまるでモネの絵のようだ。」つまり、遠目は綺麗だが、近目ではよくわからない、綺麗ではない。女性に言ってはいけない言葉だそうです。視点に目をつけて、右目と左目の視点を変えて描いたのがセザンヌ、女性を20センチぐらいでみて描いたのが、後年のピカソ。人の顔を20センチぐらいでみるとあんな感じに見えることが判明して驚きました。近年は光を利用した方が増えているそうですが、そういった絵はMomaに多いそうです。ディフォルメを世界に知らしめたのが「浮世絵」です。葛飾北斎、歌川広重などが多数ありました。恥ずかしながら、日本人として初めて知ったことは同じ構図で色違いの版があることでした。この浮世絵の影響は当時のヨーロッパでは相当すさまじいインパクトがあり、写実主義が衰退したそうです。

武具の部屋では「源義経」の鎧が展示されていました。  
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日本の国宝に値する物がNYCにあるのは残念で、浮世絵とあわせ、ぜひ返却を望むところです。

展示物で変わったところでは、実物のヴェルサイユ宮殿の部屋があり、西洋がなぜ鏡の文化であるのか、体感できました。ロウソクの照明で踊るには鏡がどうしても必要であったと考えています。とても書ききれるものではないので、百聞は一見にしかず。ぜひ1度は行く価値があります。 そこでは近所の小学生たちがあちらこちらで寝転がりながら、絵の模写をしています。歴史の短いアメリカ合衆国はメトロポリタンミュージアムにて文化への憧れを具現化していると思います。



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コメント

社内旅行で行けるようにしましょう。

投稿: 渡邊真人 | 2006.09.23 16:56

メトロポリタンにもMOMAにも、是非行ってみたいなァ!と思っています。でも海外にはナカナカ行けないです…(涙)。

取敢えず、本日社長が行っていらっしゃる京都の、市の美術館にて開催中の「ルーブル美術館展」や、明日(!)から開催される東京上野の森美術館の「ダリ回顧展」などには足を運んでおきたいとちょっと前から思っています。

私は絵を観るときに、知識もそんなに無い侭「わぁ素敵だなァ!」とか「面白いなァ!」と、快感物質が勝手に出て気分が良くなるので観に行っているだけなのですが、その時代の画材についてなど知っていると、もっと楽しめるんですね。折角観に行くなら、勉強してから行ってこようと思いました☆

投稿: ナガセ。 | 2006.09.22 11:32

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