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今日までの苦労話


スタート期に何を苦労したかというと、銀行に取引口座を作ってもらえなかったことです。
だから、最初に、ある地銀が「作ってあげる」と言ってくれたときには非常にうれしかった。
それから、最初の一年目は公的資金にも全く相手にしてもらえません。
一年経てやっと来たのが「保証協会付き」条件でした。
三百万円を借りる、いざサインするとなったとき、保証人の名前を書く場面では、さすがに手が震えました。
これ、返せるのかな、と。今では十億円と書いても手も震えません。どうせ返せるモノかと(笑)銀行の人には「もらったよ」とすら言っています。
ひたすら耐えていると、商材が見つかるなどして発展期になり、なんとかなっていくというのを味わいました。

一番苦しかったのは、3年目に年商が2億円になったときくらいに、3,000万円が焦げ付きまして、大変な目に遭いました。
ある日突然行ったら会社がない、売り掛けどうしようといってもどうにもならない、という目に遭いました。
これでいかに取引が大変かということを学びましたが、今でも遭います。
しかし、今ではしょうがないという気になれますが、最初は非常にショックでした。
夜も寝られないし、夢にも出てくるし、一週間くらい食が通りにくくなるくらい悩みました。人間不信にも陥りました。
結果、自分が悪いとわかるまでには、世の中に対して大分不信感を持っていて、売り掛けは嫌だという時もありました。
結局、それではやっていけないので、信じてやっていこうということになったわけです。

その次は中国に出ることになりました。
中国のいろいろな知り合いを使って、某省の省政府と契約をして事業を始めることになりました。
省の役人とこちらがそれぞれお金を出して会社を作ったのですが、なかなか事業が始まらず、毎月70万円ずつ減っていく。
12ヵ月たったらだいたいお金がなくなりました。
お金がなくなったら会社を精算する契約をした上でやったのですが、解散をするならお前が残りのお金を出せ、ということを言われました。
文章に書いてある、と言ったら、書いた人間はもうこちら(中国側)にはいないから無効だ、日本語の文だから中国人にはわからない、などいろいろ始まりました。
無視して日本に引き揚げてきたら500万円を支払わなかったら殺す、という電話が自宅にありまして、困りました。
警察にも行ったのですが、名文句が「事件が起こったら来てくれ」で、「事件が起こって私が死んでいたらどうするのですか。」と言ったら、「それは発生してみないとわからない」とか適当なことを言われました。
それで、参ってしまって、中国に強いいろいろな人にあたってみたところ、言い値の半分くらいは払わないと本当にやられるぞ、ということで、半分支払ったら、「ありがとう」というお礼の手紙が来ました。
その後、中国に行く人にもいろいろ忠告をしたのですが、行った人は皆同じような目に遭っています。
そういうことがありましたので、中国のことは未だに信じておりません(笑) 

後に、ITバブルの時にアメリカの会社と合弁会社を作ることにもなりました。
3億円くらい集まればいいやという気持ちでいたら、ITバブルだったので11億5,000万円集まってしまいました。
そこで、またしても弁護士の人ともめました。
アメリカの会社はカリフォルニアの会社で、契約書はニューヨーク法に則してあるのですが、もともとサインした書類の法はカリフォルニア法でした。
それを弁護士が見落としていたのですね。
それで、専門分野ではない弁護士の人と付き合うとえらい目にあうということがよくわかりました。
弁護士も内科外科のように目的別に仕事を分ければ良いと思います。

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受信: 2006.01.26 20:06

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